メサイア

 昨夜、聖路加国際病院で「メサイアをうたおう」クリスマスチャリティーコンサートに行ってきた。ピッコログランデコーロという幼児から大人までの合唱のサークルで、毎年クリスマスの時期にメサイアを歌い、今年で6回目、初めて聖路加国際病院のチャペルで行われることになったそう。チャリティーということで、集められた献金は聖路加のチャペルと小児病棟に入院している子ども達のために寄付されるそう。
 夕方から降り出した雨の中にもかかわらず、チャペル内は満席で、立ち見や2階席をも埋め尽くすほどの人が集まった。1部は子ども達中心のクリスマスの歌で、途中休憩の間、ピッコログランデの方たちの手作りのケーキやクッキーなどが振舞われ、(これもチャリティーだったので、うちの子ども達もお菓子を配るのをお手伝いした。)チャペルの待合室は物凄い熱気だった。2部はヘンデルのメサイア(MESSIAH)より。プロの方、アマチュアの方の混合であったけど、素晴らしい合唱だった。私はメサイアを聞いたのは初めて。
 合唱といえば、小学校や中学校の合唱コンクールで歌う程度。小学校3年4年の時の先生が、歌がとても好きで、いつも合唱をしていた記憶がある。私は声量がないので、歌を歌うのは苦手、でも歌うのは嫌いではない。大人になると歌う機会といえばカラオケ!くらい?
 聞くほうの合唱といえば、子ども頃に聴きに連れていかれた、ベートーベンの第九の合唱にノックアウトされ、今でも第九は癒しの曲。去年小澤征爾さんのオペラ育成コンサートのリハーサル「セビリアの理髪師」を聴く機会があり、またそれにノックアウトされた。オペラを観てみたいけど、実現していない。
 楽器も好きだけど、人の声というのがこんなに素敵で、心に響くものかと本当に素晴らしいと思う。いい声を持っている人は羨ましいなぁ。私が歌うのは無理だから、子ども達を歌わしてみようか、と最近ひそかに思っている。
 
 聖路加(St Juke’s)国際病院の旧病院棟は、1933年竣工の旧病院棟アントニン・レーモンドら3名のチェコ人建築家によって設計されたネオ・ゴシック様式の建物で、 創立者トイスラーの出身地であるボストンのマサチューセッツ総合病院en:Massachusetts General Hospitalをイメージしてデザインされた。現在も、礼拝堂と一部の病棟が保存されている。

 礼拝堂のステンドグラスは、予算の関係から複雑な聖人画などは作れなかった。逆に抽象的な図像でキリスト教の殉教の歴史を象徴する画が配されており、特に魚の図像はローマのキリスト教弾圧の時代にキリスト教徒同士の合い言葉であったと同時に、築地という土地を反映したものとなっている。
 
 礼拝堂の前には床のタイルにハエやネズミなど、伝染病を媒介する動物、及びアラジンの魔法のランプ(迷信を象徴するもの)がレリーフとして彫られており、これらを足で踏みつける事が出来るようになっている。

 かつて病棟があったときには、各階病棟から礼拝堂に出ることができた。

 新館に移転後はオルガンなどが設置され、現在は聖公会による聖書朗読会やミサなどが行われている。また、日に4度(9・10・12・17時)鐘楼から賛美歌の鐘が流れ、築地・佃一帯で聴く事が出来る。旧館には現在、入院病棟は無い。

 聖路加国際病院礼拝堂のオルガン
(Marc Garnier(France)製の北ドイツバロック様式1988年設置)
                         出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

[PR]
by brubruce | 2006-12-15 23:48