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自由研究

 夏休みの宿題も大詰め。毎年悩むのが自由研究。
子どもたちと一緒に、何にしようかいろいろ考えていたが、なかなか決まらない。
祖父母のお墓参りに信楽に行った際、日本最大級の登り窯のある「宗陶苑」で陶芸教室をしていたので、参加することにした。今年の自由研究はこれに決まり!

  「宗陶苑」へは子どものころ、祖父に連れられて行ったらしいのだけど、全く記憶がない。信楽焼も今ではガス釜が主流となり、登り窯があるとろこはめっきり少なくなってしまった。昔は至る所に登り窯があり、焼いているところを見ることができたのに。
 「宗陶苑」は、15,000㎡を超す広大な敷地内で日本一大きい11室の登り窯(江戸期に築窯、現在、年間4~6回焼成)を用い、茶道具をはじめとして、大きな庭置物から小さな民芸食器に至るまであらゆるものを焼いている信楽唯一の窯元です。)チラシより
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 登り窯の説明を聞きながら、陶芸教室の場所を目指す。
手ひねりで登り窯で焼くと2100円、ガス釜だと1575円でクーポン持参だと10%OFF
電動ロクロミニ体験のコースなどもある。
 夏休み中に焼いて送ってくれるのはガス釜ということだったので、そのコースをお願いした。
 教室は私たち3人だけ。
 普段お茶わんなどを作っているというお姉さんが教えてくれた。
 湯呑、マグカップ、お茶わん、お椀、お皿などから自分が作りたいものを選ぶ。
 基本の湯のみを作り、それを変形させて、その他の器に仕上がっていく。
 私はお茶わん、娘も同じ、息子はマグカップを選んだ。
 粘土は信楽の土と他にもいろいろ混ぜたもので、子どもの学校で使う粘土と硬さは同じくらい。
 四つに分割して、土台をつくり、上に積み上げていく。
手でだいたいの形を整えたら、タコ糸で口のところを、ろくろを回しながら切っていく。これがびっくりするくらい、切れてしまうので、かなり中の方までえぐれてしまった。そして、小さい布を水に浸して、表面を整える。自由研究_b0076846_10475729.jpg

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そして出来上がり。焼き色を指定すると300円増し。
作品に合わせた高台を作り、名前を入れて、郵送してくれる。
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機械も、何もいらない原始的な作業で、昔の人も同じ作り方をしていたんだろうなぁと思う。
簡単そうに見えた陶器づくりだったけど、やってみるととても繊細で、難しい。ちょっとした動きで全然形が違ってくる。
作っているとき、無心になれてとても楽しかった。

 そして、今日焼き上がった作品が送られてきた。
息子と娘は焼き色を指定し、私は特に指定しなかった。
高台を作ってくれているので、出来栄えが全然違って見える。
焼くと2割ほど縮むと聞いていたので、どのくらいの大きさか想像がつかなかったけど、ちょうどいい大きさになっていた。
 息子のマグカップはずっしりと重たいけど、色も形も大きさもなかなかいい。
上出来!上出来!
子どもたちは何を入れて食べたり飲んだりしようかで盛り上がっていた。
 ちょっと待って!それは作品を提出して返してもらってからね。
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by brubruce | 2008-08-28 11:00